除草剤を使用せずに、雑草を生やさないヒント ~木材のチップを敷く~
こちらの記事に続き、除草剤をできるだけ使用することなく、雑草を生やさない方法をご紹介しています。
前回は「踏む・踏み固める」方法をお伝えしましたが、今回利用するのは木材のチップ。
木材、あるいは木材の樹皮を砕いて乾燥させたものを敷き詰める方法です。
雑草を生やしたくない場所に木材のチップを敷き詰める
いわゆる木材のチップと呼ばれるものには、主に2種類があります。
1つが、木材の樹皮を砕いて乾燥させたもの=バークチップ
もう1つが、木材そのものを細かく砕いたもの=ウッドチップ
ウッドチップの特徴は?
木材そのものを細かく砕いたバークチップ。
杉やヒノキなど、さまざまな種類の木材のバークチップが販売されています。
木をまるごと使うのが特徴で、木材から柱材や壁材などをとった端材をバークチップにして販売しているところもあるようですね。
木肌の色がそのまま出るため、木材によって色が異なるのが特徴です。
バークチップの特徴は?
一方でバークチップは、木材の“樹皮”のみを用いたチップです。
樹皮をそのまま細かくした製品のため、色合いが暗い傾向にあるようです。
また苔や汚れがついたままになっているものも多く、景観を重視したい場合にはバークチップよりもウッドチップの方がよいという声も。
取り扱い店によって異なるとは思いますが、ウッドチップよりもバークチップの方が価格は安い傾向にあるようです。
木材チップで直射日光を防ぐことで、雑草の成長抑止に
ウッドチップやバークチップを土の表面に敷きこむことで、土の表面をカバー。
直射日光を防ぐことによって、結果的に雑草の発芽や繁殖を抑えることができます。
そういった意味では、薄く敷きこんだだけでは、あまり効果が期待できないかもしれませんね。
ウッドチップ、バークチップともに自然素材なので、時間が経つにつれて乾燥し小さくなっていきます。
チップが腐ってきたら交換のタイミング。古いものを処分し、新しいチップと交換しましょう。
ただ、腐ったチップはそのまま土に混ぜ込めば腐葉土としての働きも期待できるため、我が家では土の中に混ぜ込んで、そのうえで新しいチップを補充する形でメンテナンスしています。
ウッドチップ、バークチップはどこで購入できる?
ウッドチップやバークチップはホームセンターで販売されていることもあります。
園芸コーナーやDIYコーナーあたりで探してみてくださいね。
通信販売やネットショッピングでも手に入るようです。